マイナ保険証移行に伴う加入者情報の送付-協会けんぽ

2024年8月

協会けんぽは、2024/12/2より従来の健康保険証の新規発行を終了し「マイナ保険証」を基本とする仕組みに移行することを受けて、協会けんぽが保有する資格情報とマイナンバーとの紐づけが正しいかを確認するため、「資格情報のお知らせ」と「加入者情報(マイナンバーの下4桁)」を発送するとのことです。
発送は2回(第1回:2024/9、第2回:2025/1~2)で、事業主を経由しておこなわれます。

協会けんぽは、今後の保険証は「マイナ保険証」を基本とするため、現在のカードタイプの健康保険証の新規発行を2024/12/2で終了するとしています。
現在の保険証は経過措置により1年間は使用できますが、経過措置期間終了(2025/12/1)後は使用できなくなります。

マイナ保険証を使用するには事前に「保険証利用の登録」をおこなう必要があり、登録は①スマートフォン②医療機関③セブン銀行ATM でおこなうことができます。
また、マイナンバーカードを持っていない人に対しては、2025/9以降に協会けんぽが職権でカードタイプの「資格確認書」を発行することで、従来の保険証と変わらない方式で利用することができます。(ただし確認書には有効期限があり4~5年を予定しているとのことです)

本件で送付を予定されている「加入者情報」は、健保の資格情報とマイナンバー情報の紐づけの確認のための情報であり、マイナ保険証の本格運用の前提となる重要なお知らせです。
経過措置の適用により直近使用する予定がなかったとしても、必ず確認するようにしましょう。
また、同封される「資格情報のお知らせ」は、カードリーダーが使用できない医療機関を受診する際に、マイナンバーカードと合わせて医療機関に提示することで保険適用を受けることができます。
「資格情報のお知らせ」は大切に保管してください。

マイナ保険証を利用するメリットとして、手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除されたり、確定申告時の医療費控除の集計が簡単に行える等がありますので、活用されることをお勧めします。