違反質問防止へ・高卒採用リーフレット-宮崎県

2024年5月

宮崎県は、宮崎労働局および同県教育委員会と連携して、新規高卒者の採用選考における注意点をまとめたリーフレットを作成しました。「本人に責任のない事項は質問しない」など、5つのポイントが示されています。

新規高卒者の採用については、応募者の情報提供を「全国高等学校統一用紙」以外ではおこなわない等の独自ルールがありますが、面接での質問事項に関しては、新規大卒採用・中途採用とも共通であることがほとんどです。
就職面接で不適切とされる質問には、①本人に責任のない事項の質問(出身地や本籍、家族の職業に関する質問等)や②本来自由であるべき事項に関する質問(宗教、支持政党、尊敬する人物、愛読書に関する質問等)があります。
共通の話題をみつけようと出身地の質問(①)をしたり、人となりを知りたいと愛読書についての質問(②)をしたりということは、面接官が応募者の緊張を和らげようという思いもあり、ついやってしまいがちです。しかし、①②ともに「求人職種の職務を遂行するにあたり必要となる適性・能力をもっているか」には関係なく、質問すべきではありません。応募者に仕事内容と関係のない質問への回答で不採用になるのではないか、就職差別を受けるのではないか、との不安を抱かせるべきではないからです。

採用面接の場では、会社が応募者を選ぶだけでなく、応募者からも会社が評価されます。
採用面接で会社のことを知ってもらい会社に良い印象をもってもらえれば、たとえ入社につながらなかったとしても、今後は対等な事業者同士として又はお客様としてのご縁があるかもしれません。
実際私も新卒採用面接でファンになった会社の商品を今も好んで買っていますし、その逆も然りです。
近年は採用活動が困難となり、切迫した思いで面接に取り組まれる会社も多いと思いますが「面接=会社をアピールしてファンを作る場でもある」と考えると、企業価値をあげるチャンスといえるかもしれません。